人類が宇宙人類に成る時

 講演会で岩根先生がお話になられた宇宙人のエピソードにふれて、私は岩根先生の御著書の一冊を思い浮かべました。
『人類が宇宙人類に成る時』。
 少し回り道をして、この御著書のメッセージに、たどり着きたいと思います。

 宇宙人情報には、様ざまなものがありますが、それらが交錯する中、現代において、人類が宇宙人類に成る、その「時」の成就に向かって、地球人類が様ざまなプロセスを旅していることを、とても感慨深く思います。

 ところで、ここから話は急に大幅にスケール・ダウンして実に申し訳ないのですが、私は、小心者です。
 よく取り越し苦労をします。
 岩根先生のビジョンを信じていても、心は、すぐに揺れ動きます。
 隠しても始まりません。
 そして話は、すでに始まっています。
 その話とは、大いなる物語です。
 人類が宇宙人類に成る、その成就に向かう物語ですから。

 すでに、その物語が始まっているのなら、私も、ぜひ参加させていただきます。
 ありのままの小心者として。

 常に、私の、今の現実から歩いて行きたいと思います。
 そう思っていても、「私の現実」を見る眼は、様ざまな心の歪みによってピンボケしています。

 自分のありようを都合のいいように錯覚していることによって。
 真の自分に背を向けた思い込みによって。
 自分はこうであってほしいと思う一方的な期待によって。
 自力で達成した成果を自慢するプライドを掴んで放さない自己正当化によって。
 身勝手な自分の都合で内なる貴重な本質をカモフラージュする嘘によって。
 理不尽に直面したらすぐに自分を守ろうとして陥る自己憐憫によって。
 困ったらすぐに自分以外の周囲に責任を押しつける被害者意識によって。

 それでも、常に、今の自分の、
 ありのままの現実を、
 リアルに直視する観察力を育てて、
 今ここを旅したいと思います。

 なぜなら、この大いなる物語は、今起こっていることの中で一番リアルな現実だと思いますから。

 そして、自分が愚かな存在だと実感しても、その自分の奥の奥の奥には、宇宙大に広がった自分がいて、愚かな自分を見守っていると確信しています。
 そして、小心者の私に励ましの声を掛けてくれます。
(以下、類推です。)
 あなたと私は、ひとつ。
 すでに、密接につながっている。
 錯覚や、思い込みや、根拠のない期待や、
 自己正当化や、嘘や、自己憐憫や、
 被害者意識ではなくて、
 ありのままの現実を通して、あなたと私は、出会える。
 そこのみが、出会いの正しい位置。
 そこでのみ、あなたと私は、出会える。

 ですから、愚かな自分は、どこまでも乗り越えていかなければなりませんが、
 そして皆様へのお詫びも必要だと思いますが、
 その乗り越えの方向性をハッキリ示してくれるという意味で、
 情けない自分(を発見できたこと)は、とても有り難いことです。

 そして、その出会いを可能にしていただけるものが「フラクタル共鳴」だと思います。
 そして、その出会いを最高に祝福してくださるものもまた「フラクタル共鳴」だと思います。
 般若心経における「般若波羅蜜多」です。
 共鳴は、深ければ深いほど、心は広がります。

 宇宙は、多層構造、と岩根先生から学んでいます。
 小心者の私は、視野がとても限られた平面宇宙に生きています。
 岩根先生のビジョンを学ばせていただいて、宇宙大の私は、多層宇宙全体をひとつの生命として生きている、と私は信じています。
 ピンボケの私とは、大変な違いです。
 でもつながっています。
 ひとつの生命として。
 多層構造を通して。
 そのつながりをご教示くださった岩根先生から、私は、今ここの旅を、未来に向けて継続する大きな希望をいただきました。

 内観を通して、錯覚に気づいて、それを、守護の神霊の御指導をいただいて自分から分離していただくたびに、私の平面宇宙は、私の気づきに応じて少しずつですが多層構造に向けて再構築していただいています。
 それが愚かな自分のやりなおしです。
 人間やりなおしです。
 ダメな自分を心の痛みと共に発見するたびに、皆様には申し訳なく思いますが、これで人間やりなおしを進めさせていただけると思うと、大きな喜びが湧いてきます。

 岩根先生は、講演会で、宇宙人のエピソードに言及されたのちに、次のように語っておられます。
「僕は、般若心経は、宇宙人にも通用するよ、ということを言いたいために、そういうことを言ってます。」
『般若心経のまとめ(3)』

「そこで《生命活動》を展開する《生命体》は、つまり人間は…そしてそれが宇宙人であっても人間と別ものではなくその本質は《色》・《受想行識》であると言うことです。
 その意味を地球上に表現することが人類の恒久平和の意味であり、それを伝えるのが現代に蘇った般若心経の主旨でもあります。」
『未完成だった般若心経』P76。

《人類が偉大な理念の下に自らの意志で帰一し、地球が多元的に統一されるとき、人類は「宇宙人類」と呼ぶにふさわしくなる。その時こそ人類が宇宙に羽ばたく時なのである。》
『人類が宇宙人類に成る時』「序文」より。

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