宇宙の大生命としての「空」

 2019年4月14日の岩根先生の講演会に参加しました。
 素晴らしいご講演内容で、般若心経の真髄をロジカルに解き明かすお話に、心が躍りました。
 また、懇親会も、とても楽しかったです。
 ビールやウーロン茶などを飲み、おいしい弁当を食べながら、お隣の方との気さくな会話が嬉しくて、そして参加された皆様が、マイクをお持ちになって、心の奥に響く体験談をお話しくださるひとときにも、笑いが絶えなくて、素晴らしかったです。

 今回の講演会で、特に心に残ったことは、次の二点です。
 普遍性を求めること。
 実在界の「色」は、単数形。

 般若心経において提示された、普遍性の追求としての「不欠不満」。
 どのような個人においても、グループにおいても、組織においても、真理の普遍性を追求するに当たって「不欠不満」を念頭におけば、それぞれが、「欠けるもののない」真理の探究において、同時にそれが(様ざまな物理法則に制約された地上においては、限定的に表現されるほかはないために)「満ちることのない」真理の探究という側面を持つことから役割分担が求められて、お互いの良さを認め合い、お互いを、和気藹々と補い合って、道を歩める、と思いました。

 そのような普遍性の追求が可能なのも、空即是色として、宇宙の本質と同一である人間の本質が、その実在界の「色」が、単数形である、という岩根先生のご教示に由来すると思いました。

 宇宙の本質として、本来「ひとつ」だから、地球人類は、「ひとつ」になれる。
 紆余曲折は、避けられないにしても、「ひとつ」になれる。
 その希望を、岩根先生は、私たちに明示されたと思います。

 空海が、『般若心経秘鍵』においても明示できなかった超実体としての「空」。
 宇宙の大生命としての「空」。
 それが、人間の本質でもあるという岩根先生のビジョンには、『大宇宙秘鍵』という思いを抱きました。

 岩根先生の般若心経解釈を通して、世界観を学ばせていただくということは、私たちの、日々の営みすべてに、生きる意味を実感し、そして、今ここにおいて、素晴らしい未来へ進む道を照らす光を見出す、ということだと思います。

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